宅建試験攻略01ー攻め科目・守り科目ー
「宅建試験には攻め科目と守り科目がある」
宅建試験は、
・宅建業法
・権利関係
・法令上の制限
・税その他
の4分野から構成されています。
合格点は、例年35点前後です。
宅建業法の配点は20点、権利関係の配点は14点。
そこで、「宅建業法と権利関係だけ仕上げれば合格だ!」と、この2分野に集中してしまう受験生が出てきてしまうのですが、この戦略は大抵うまくいきません。
宅建業法はともかくとして、権利関係で満点を狙うというのが非常に大変で、また、ものすごく効率が悪いからです。
宅建試験に出題される4分野は、配点にも、難易度にも、大きな差があります。
そこで、効率を考え、科目ごとに、高得点を狙いに行く「攻め科目」と、転ばないよう最低限の点数を確保しに行く「守りの科目」に分けて勉強していくのがオススメです。
具体的には、
配点が最も高く、かつ、難易度も低い宅建業法は、「攻め科目」、
配点は高いが、難易度が高い権利関係は、「守り科目」です。
法令上の制限と税その他は、それぞれ配点が8点ずつ、難易度は中程度といったところで、上記2科目の中間といったところですが、どちらかというと「攻め科目」にできる分野だと思います。
大事なのは、配点だけに注目せず、難易度も考慮して、攻め/守りを決めることです。
このような観点からすると、権利関係を攻め科目とするのは得策ではないでしょう。
第1回目は、「宅建試験には攻め科目と守り科目がある」というお話でした。